イカリ電気株式会社
CCFL(cold cathode fluorescent lamp)


CCFL蛍光灯アイセーブの寿命はなんと50000時間。従来の一般蛍光灯に比べて6倍以上も長寿命です。しかもCCFLはLEDと比べても光衰が少なく、設置した当初の輝度に近い値を保ちます。

CCFL蛍光灯アイセーブ40W形は従来の一般40W形蛍光灯に比べて非常に低消費電力で、年間の電気代を55%も削減します。また他社CCFLに比べても同じ明るさでさらに25%も省エネです。

CCFLアイセーブは省エネ、長寿命で低価格です。従来の蛍光灯に掛かるランプ代や廃棄コスト、交換する人件費が削減できます。 もし従来の蛍光灯の安定器が故障した場合は安定器交換工賃だけで1台あたり15000円前後のコストが掛かりますので既存蛍光灯を使い続けるよりもだんぜん経済的です。

一般家庭やオフィスなどに使われる安価な白色蛍光灯は黄色(570nm前後)の成分を非常に多く持っており、ヒトの視覚(錐体細胞)が持つ特性を利用し最もまぶしい白に感じるように設計されています。このタイプの蛍光灯は事務作業や読書などには良いですが、色の正確性を求める作業には不適です。被写体が持つ色を引き出せず、全体的にくすんだ色になってしまいます。
次に真ん中の3波長蛍光灯(CCFLも同じ)の特長は、希土類蛍光体という物質を利用することで、目の感度に合わせやすい青・緑・赤の3波長を際立たせることで、白色蛍光灯に比べて物がハッキリと見え、また自然な色合いを再現できる蛍光灯です。3波長蛍光灯はエネルギー効率も良く、白色蛍光灯と比較して消費電力を抑えることができ、省エネ効果があります。また同じ照度で点灯しても、3波長蛍光灯は白色蛍光灯に比べて、約1.4倍も見えやすさ(明るさ感)が得られます。
一方 右図の普及型LEDのスペクトル特長は青色LEDに赤や黄色の蛍光体を通すことによりスペクトルを作っています。そのため、普及型白色LEDはブルーライト波長が極めて強い(CCFLの6倍以上)のです。また青色光は短く波長なので眼内で光が散乱してしまう為、ピントを合わせづらく、これにより物がくっきりと見えにくいと言われます。さらに、LEDや水銀灯と一緒で、瞳孔が嫌うグレア(まぶしさ)が多い光です。グレアによって瞳孔が閉じてしまうことで瞳に入ってくる光量が減少します。人間の瞳孔(絞り)は、明るい所では小さくなり、暗い所では大きく開げ、明るさの変化に応じて目にはいる光の量を調節しています。つまり、まぶしくて瞳孔が閉じてしまうと、その空間を明るく感じる事ができません。このため照度計の数値よりも空間が暗く感じるといった現象が起きます。
今、lmルーメンではないあたらしい明るさの新基準PLm:(有効光束密度、瞳孔ルーメン指数) 「瞳孔:pupil」 、放射束:lumen」が使われ始めています。その他にもパナソニックはFeu(フー)、東芝はWeluna(ウェルナ)という明るさの新基準を打ち出しています。名前は違いますが、共に床面や作業面などの明るさだけではなく、人が空間全体から感じる明るさの印象を「空間の明るさ感」としています。


普及型の白色LEDは青色LEDと黄色蛍光体を組み合わせた擬似白色ですから色の再現性が良くありません。
CCFLは人の色覚反応の高い赤・青・緑の3波長に集中して分光しています。はっきりと見えやすく演色性の高い綺麗な色を再現できます。

LEDは明るさに比例して発熱量が増加し、LED自身を劣化させてしまい、寿命や輝度が落ちてしまいますので放熱対策がもっとも重要になります。LEDは長寿命で10年以上もメンテナンスフリーは本当でしょうか?上部に積もりに積もった埃や汚れは放熱性を妨げて寿命短縮や明るさの劣化に繋がりかねませんか?一方、CCFLは製品温度が40℃程度と低発熱ですのでメンテナンスフリー。夏場の冷房効果のアップにも期待できます。

LEDは点光源による直線性の強い光で特に真下への光が強い配光特性です。十分な明るさを得るにはLEDの数を増やす必要があります。一方でCCFLは360度全方位に発光する線光源なので均一な光を広い範囲に照射できます。

LEDは直線性の強い光ですから照射物に影が強くできやすく実は視認性がよくありません。CCFLは影が自然につくため視界が良好です。室内照明は均一な配光(広がり)も大切です。